満開の桜に見守られ、令和6年度が始まりました。年度末の教職員の人事では13名が転出、6名が退職(引き続きの任用を含まない)、そして21名の新たな教職員を迎えました。全ての新着任者が学校に早く慣れるように努力していますので、旧教職員同様よろしくお願いいたします。
昨年度は、保護者の皆様からご意見をいただく様々な場面があり、保護者の皆様の生の声や特別支援教育を巡る様々な問題を深く認識することができました。ご多用な中、何度も学校まで足を運んでいただいたことに、改めてお礼を申し上げます。
これらの学校の課題や、特別支援教育全体の課題を解決していくために、本年度の重点取組として「12年間の連続したキャリア教育の推進」を掲げ、教職員全体で以下の目標を掲げています。
①学部間の密な連携による個別の情報引継ぎの強化
②学部内の密な連携による日常の支援の充実
③12年間の連続した進路支援体制の構築
具体的には、「教室の構造化」「情報の共有」「保護者の皆様との連携」「地域との連携」を教職員全員が常に念頭に置いて、学部を越えた協力のもと12年間の連続した教育を目指します。
また、本年度の特色ある取組として「インクルT&T」を企画しています。T&Tとは、徳山総合支援学校と東京大学先端科学技術研究センターの頭文字をとった名称で、東京大学とオンラインで結んだ共同研究を推進し、校内で対応が困難な事例等に対して共同で解決を目指します。PTAが事業として予定されている「徳総☆café」の際にも東京大学熊谷研究室とオンラインで直接対話できる場を設けて、最新の知見を東京大学から共有していただける機会を創出します。
これからも特別支援教育センターとして地域のニーズに応えることのできる力を身につけ、様々な支援の向上に努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします
令和6年4月
徳山総合支援学校校長
中川 聡
(写真上は今年咲いた学校の桜)
(写真下は玄関横の庭園コーナー)